市営バス開通祝賀会
睦ケ丘にバス開通
 念願の市営バスが平成22年3月23日開通した。 祝賀会祝宴の後は駐車場にてテープカットを行い、市営バスの運転手さんへ花束贈呈の後、バス2台で試乗会が行われた。
 町にとって歴史的出来事だ。運行開始日の前日、3月22日  「市営バス開通祝賀会」が、関係者約80名が出席し、仏向地  域ケアプラザに於いて、 睦ヶ丘自治会高橋会長のあと、池田輝政横浜市交通局長、岡部豊保土ヶ谷区長、今井好雄仏向地区連合自治会長の祝辞が続いた。
 保土ヶ谷区は横浜市18区中で出生率が最も低く高齢化が進んでいる町で、その上、仏向地区の標高は60mあり、仏向原坂にみられるよう、坂の町です。こういった地域の特徴から、高齢者の足となるバス路線である。
 当日は、マスコミ(神奈川新聞社、横浜ケーブルTV)の取材も入り、今後の動向も注目される。    
弥生土器(埋蔵文化財)
 
仏向町874番地、内田長寿氏の宅地開発に先立ち1992年、貝塚発掘調査を実施したところ貝塚や住居跡の他土器多数が見つかった。 土器は扁平底の小鉢、砂混じりの土器片、火焔状の黒い斑模様など弥生時代(紀元前800年から紀元250年)の特徴が見られる。中には中央に穴の空いた数珠玉様の土器(垂飾に類似)など、これまで出土例のないものもある。
石器(埋蔵文化財)
 仏向町字矢崎、小久江健三氏の畑から、雨に洗われ見つかり易い状況の中で黒曜石、矢じり多数、石斧などを発見した。矢じりや石斧などの石器類は旧石器時代(約1万3千年以前)から古墳時代まで永い期間、生活道具として使用され、各地から出土しているが、石材のチャートは産地が特定されているので交流があったものと思われる
念仏講と掛け軸(伝承文化財)
 藤沢山に時宗(浄土宗)遊行寺、別名念仏寺がある。遊行第4代呑海上人によって正中2年(1325年)清浄光寺が創始され、現在遊行寺となっている。およそ700年余前、宗祖一遍上人が念仏の教えを諸国に広める遊行したことから遊行寺(又は為行寺)の名が付いた。
 掛け軸は遊行寺第37世傾心上人(1824〜1835年)から頂いたもので、昭和38年損傷部分を修復している。念仏行事はこの時代から続いてきたものと思われるが、大正末期からの参加記録が存在している。現在36〜39班周辺の旧家17家が持ち回りで繁忙期を除く毎月、男性のみの念仏行事となっている。月見台や天王町には同時代、百万遍念仏講中の記念碑が地元民によって立てられている。

縄文土器(埋蔵文化財) 
 仏向町457番地、山本正広氏宅付近の畑、地下約1mの赤土の中から1975年頃発見、近くには炉跡もあった。各種土器、すり石、石斧、石製ナイフ、管玉など多数が出土した。土器は渦巻きや縄状文様、中央に小さな穴の空いた首飾り(管玉)など縄文時代(1万3千年前から紀元前800年前)の特徴が見られる。